関西の伊丹市で育ったUさんは、雄大な自然に憧れて北海道の大学へ進学し、研究職に就きました。「家を建てるならやはり雑木林と川がある場所が良いと考えていました」とUさん。さらに、社宅生活では実現できなかった薪ストーブのある暮らしを楽しむのが、長年の夢でした。その願いをかなえたのが、薪ストーブを標準仕様にした家づくりに取り組んでいる北清建設。
「社長の温かな人柄も気に入って、新築の依頼をしました」。そんな折、北清建設が宅地の中に広がっていた400坪の土地を取得。かつて畑だった土地の縁には雑木林が広がり、湧水の小川が流れていました。「望みどおりの土地に巡り合えたのも、とても嬉しかったです」。
2010年3月、マイホームが完成。リビングと裏庭をつなぐ土間には、念願の薪ストーブが設置されました。「思い描いていたそのままの暮らしが実現できました。家族で冬の準備をやり遂げること、斧やマッチの扱いを覚えること。豊かな自然とストーブのある暮らしは、息子たちにいろんなことを教えてくれました」。
さらに、新築の翌年には北清建設のOBによる「薪割りの会」を立ち上げたUさん。そこから生まれた新しい交流が日々をより豊かにしてくれました。「土地と薪ストーブが引き寄せた縁は、私たち家族にさまざまな楽しみをくれました。子育てを終えて、夫婦だけの暮らしになっても、いろんな楽しみを与えてくれることでしょう」。 そして1年後、Uさん宅のお隣に、新しい薪ストーブの家の仲間ができました。小川のある土地をめぐる家づくりの物語は、さらに次号に続きます。